2008.06.12

現代版「孤高の人」を読んでみました

コミック「孤高の人」カバー

新田次郎原作の小説「孤高の人」はあまりにも有名ですが、この小説を元に描かれたコミックがあったので読んでみました。(週刊ヤングジャンプ連載中)
タイトルはそのまま「孤高の人」。

で、原作の孤高の人では実在した登山家:加藤文太郎をモデルに書かれてましたが、このコミックでは森 文太郎という、かなり今っぽいややひねくれた感じのイケメン風高校生が主役で描かれています。
個人的には言葉遣いまでもがイマドキの若者風なのがちょっと気に入らないですが^^;(笑)
巻頭のカラーページには冬山の頂上に立つ主人公が描かれてますが、着てるウエアや装備が「マーモットと・・・MHWにBDですか?」って感じで、まさに現代風(笑)

ストーリーとしては、原作は(如何せん昭和初期の話なので)主に日本の山々が舞台となってますが、このコミックではいきなりK2東壁のクライミングシーンから始まります。かなり原作とは異なったステージで描かれていくのかもしれません。
ただ「天才的な登山家」という部分と「孤高」という根本的な部分はそのまま表現されているようで、本格的な登山やクライミング好きな方にとってはなかなか楽しめる内容かもしれませんね〜。

画は坂本眞一という漫画家さんが描いてますが、この方は本物のクライマーだったそうで、描写としてはかなりリアリティがあります。

1989年、同行を辞め、現国際登山ガイドの角谷道弘氏と南米・パタゴニアへ。パイネ峰中央岩塔の日本人初登(世界では第9登)を目指すが、頂上直下で強風のため断念。その後、半年間、南米各国を放浪し、帰国。フリーライターに。
(作者プロフィールより引用)



あ、コミックの最後に山野井泰史さんのインタビュー記事も載ってましたよ。
「岳」も大好きなコミックでずっと読んでますが、この「孤高の人」も愛書に加えようと思います^^


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人は・・・長い人生の中で時としてとても耐えがたいほどの孤独感にさいなまれたりすることは珍しくないですよね。加藤文太郎も若い頃はとても孤独な人生を送ってました。でも、彼は単に孤独ですませるのではなく、孤高を保っていたことが人と違った部分だったのではないかと思います。
昨今、世の中で起きている事件を見聞きしていると、「孤独」がイヤなら「孤高」を目指してみるというのもありなんじゃないかな・・・って思います。登山というのはそういう意味でもとても良い手段ではないかと。

ま、現代社会において孤高を保つというのは時として「変わり者」とか「変人」とかいわれてしまう時もありますが、一人殻に閉じこもって変にネガティブな方向に考えてしまうよりは、どでかい山を目の当たりにした時のあのなんともいえない感覚を一度味わってみるのもいいのではないかなーって思います。
自分の悩みなんてちっぽけなもんだ!って・・・そう思えたら儲けもん・・・くらいに、気負わず軽い気持ちで山歩きをしてみて欲しい。ふと、そんな風に思う今日この頃であります。


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この記事へのコメント
なんかね。
最後の孤高の勧め。melさんの言葉がすうっと心に染みいりました。
僕も本当にそう思います。

あ、コミックも読んでみます(笑)
昭和初期版を再読しようと買ったのに半年くらいツンドク状態です・・・。
Posted by でっぱ at 2008.06.12 18:40 | 編集
孤独と孤高の違いの文章素晴らしい表現でした。
melさんさすがだなぁ〜〜。

最近山岳コミック流行してるといっても過言ではないでしょう。
「岳」は頷けるけど・・・登山しない人でも楽しい&感動。

私も「孤高の人」読んでみようとおもうけどNHKのドラマでちょっとずっこけたのでどうかな^^;

私全く孤高ではありませんが最近「変人」呼ばわれされても平気です^^;
残りの人生心のままに超熱く生きようと思っております!
Posted by mo-chanママ at 2008.06.12 23:38 | 編集
★でっぱさん

ありがとうございます〜。
山という趣味に出会って良かったなって思います。
趣味って、好きになるきっかけっていうのが誰にでもあると思うんですよね。
山に登ってみようかな〜って思えるチャンスってそうそうないと思うので(笑)
山登りって聞くと、大抵は「しんどそう」とか言われちゃうけど、それでも
登ってみたくなる気持ちを少しでもわかってもらえたら嬉しいんですけど。

>昭和初期版を再読しようと買ったのに半年くらいツンドク状態です・・・。

そうそう。以前にエントリーされてましたねー^^
もう読まれたのかと思ってました!(笑)
コミックの方は全然違うといえば違うので新鮮かもしれませんね〜

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★mo-chanママさん

いやいや〜、ありがとうございます。
思わずなんとなく呟いてしまいました^^;(笑)

山岳コミック、間違いなく流行ってますよね〜。
神々の山嶺のコミックも読みましたが、イカロスのなんとかってのだけは
絵が苦手で読んでません。。

あら。孤高の人、NHKドラマでやったんですかー?
それは知りませんでしたー。

↓こちらからチラッと立ち読みできますよ〜
http://www.s-manga.net/comics/cm_20080418_yj_yjc_9784088774268_kokonohito-1k.html
↓こちらが最新号をチラッと立ち読みできるところです
http://www.s-manga.net/mens/yj.html

mo-chanママさんも極める時はどどーんととことんですもんね!^^
いや、私の中途半端さとは全然違って本当に尊敬します。
私もM家にならって、今後の人生も常に熱くいられたらなーって思います!^^
Posted by mel at 2008.06.13 15:04 | 編集
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